LittleHero's
作者:レクスさん
1話
「セイギノミカタ」の続編にあたるSRC学園シナリオ。
イントロダクションの紹介、どこかで見たと思ったらもしかして私が書いた感想かしらん。
上倉くんの人柄や万屋という会社を興したリーゼアリアさん(かわいい)の事情にも触れられているけれど、ふたりの関係については前作にくわしいので、プレイ済みだと得した気分になれます。
痴漢(ロリコン)に絡まれた中学生を助けた縁から万屋の仕事がはじまる第1話。
朝っぱらからロリコンが出没する街。なんて危険な場所だろうかSRC島。
戦闘になると、上倉くんの友人(というかリーゼさんファン)の尚文が強い!
それもあって全滅させた方が手っ取り早そうだったので敵を蹴散らしたのはよかったのだけど、探し人のヌコさんが容赦ない強さ! 危なく詰むところだった。
1話目にしては厳しいなあ、と思ったらこれ修正前のバージョンでした。
ヌコさんを無事に前世(?)の姿に戻す万屋に、このシナリオの方向性が現れているのかも。
短編とシリーズものではまた雰囲気も違ってくると思うので、その辺りも含めて楽しみにさせてもらいます。
(2012/02/26)
2話
仁村さんがきた! だもんがでた!
全力けなげな柊妹ちゃんとかコイバナ大好きリーゼさんとか恥じらい仁村さんとか、このシナリオは私をどうしたいの!?(もげろ)
私個人の錯乱はともかく、仁村さんの恋を応援する真摯な態度、告白まで段取りをする手際もあざやかで、意外と(失礼)優秀な組織だったのですね。
これは酷い騎士メッセージ(しかもバリエーションが並じゃない)や、池野さんすっぱ抜けイベントといった細かい作りこみなど遊び心がニクい。
作者さんが楽しんでるのが感じられて素敵です。
(2012/03/21)
3話
風邪をひいた尚文くんを見舞う上倉くんとリーゼさん。
お、お前、もしかしてそうじゃないかと思ってはいたけど、すごくいい友人だな尚文少年。
今回は大小いくつかの「変化」が見られた回でした。
仁村さんの紹介で念願の経理担当、岸田さんが入社したこと。
彼女の加入で、ブレイクエースもまともな会社っぽくなりました(酷い)。
この世界線の仁村さんは彼(予定)氏と交際順調らしいこと。運命は残酷である。
そして1話目に登場したモブキャラが、大きな変化を遂げて再登場したこと。
しかもそれが今回の騒動の犯人であるいうオイシイ展開。
このおっさんがやたらと強くて、結構キビシイ戦いになりました。おのれ変態。
でもヴィーラさん、馬鹿でかいなんてはしたなくはないかしら。
(2012/03/28)
4話
自分の不甲斐なさと過去を悔やむ上倉くんにかけられた言葉「ヒーローはひとりだけじゃない」がブレイクエースが目指すヒーロー像を象徴しているように思えて印象的でした。
訓練の相手は仁村さんに……と思ったものの、柊妹にも会えるかもという下心から黛部長に師事。カウンター属性という華やかかつ強力な技能を入手。これは今後に活きそうだ。
戦闘はボスのシールドを破壊してから攻めようとしたら詰んでしまったのだけど、やり直したらすんなり倒せた。侵属性や直撃を使って一気に攻める方が早道だったか。
今回でストーリーはいち段落。当然のようにヒロインポジションを確保する柊妹抜け目ない。
(2012/05/12)
5話
祝・尚文くんブレイクエース入社。高校生社員って割と珍しい肩書き。上倉くんとリーゼ社長が、別々の理由から同じ事件に関わる経緯は見ていて微笑ましかったです。
戦闘は天使 VS 天使(?)の対決。尚文のマップ攻撃がうなった。悪いがみんなの出番はないぜ。ランク3あれば天使さんとふたりで分身を一掃できたのではないか。そんなわけで、せっかく参加してくれた同級生ズが活躍できず。許して黛部長。
魔力、異世界、異種族など、シナリオ独自の要素がぼちぼち増えてきたので、もう少しキャラクターたちにリアクションを取らせてもいいかなと思った。説明ではなく、反応があっさりめだったので。
(2012/05/26)
プチリメイク1〜5話
草食系セイギノミカタ主人公と仲間たちの活躍を描くSRC学園シナリオの改訂版。
主な変更点はシナリオの細かな台詞変更、戦闘・データ面の調整、用語辞典の追加とのこと。用語辞典は人物・用語の設定のほか、各話のあらすじ、BGMの参照もできるお得仕様。
旧版の最新話まで公開されたので、今回は再プレイを通じて思ったことを書いてみたいと思います。
ストーリーは毎回、主人公が所属する会社「万屋ブレイクエース」に持ち込まれる依頼を解決していくスタイル。
すぐに変更が分かったのは会話パートの場所表示追加、第1話アンさん関連のやりとりくらいで、あまり別物のように手をくわえられたわけではないようです。第1話のおっさんはこっそりなかったことにしてしまってもよかったかなあとか思ったのですが。3話でがっつり本筋に絡んでくるから存在ごと消滅は無理にしても。
また、あらためて見ると第5話はゲストキャラクターの描写が設定の説明に偏りすぎてしまった感が。この辺の取捨選択はむずかしいと思うのですが、依頼人の関係、天使や天界の説明ははずせないにしても、天狗の山の所在について推測するやりとりは話の流れ的にそれほど突っ込まなくても大丈夫だったと思うのです。
さあLittleHero'sといえばライトな雰囲気と裏腹に難易度高めの戦闘パート。初回プレイ時には毎回泣き言ばかりだった私ですが、第1話後半戦の開始前に体力が回復するように変更されたのをはじめ、各話バランス調整がされたおかげか、結構スムーズにクリアできました。
SRC標準のものとは違うシナリオ独自のSPが用意されているのも特徴で、各ユニットの性能に合わせて設定されたSPを使用することでかなり個性的な運用ができるのが面白いです。
それでもザコ敵相手に貴重なSPを消費して遊んでいられるほどには余裕はないのでした。
作者さんのブログでは次回以降についても触れられていますのでいつかまたブレイクエースの面々に会えますよう、と他人さまになにか言える立場にない私でした。
(2018/07/08)
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学園シナリオ短編集的な
作者:レクスさん
SRC学園に多くのキャラクターを投稿されているレクスさんの短編シナリオ集。
登録はSRC学園シナリオコーナーだけみたいだし、基本的な設定の説明は省いてあるので、ある程度SRC学園識者向けになるでしょうか。
騎士×2
連続アニメの2話目から見始めてしまった的なシナリオ。
敵の数が気持ち的にはキツかった、でも戦力的にはものともしなかった。
おまけコーナーで電話の相手は元カノだとかいう。今カノもいるリア充は爆発しろ。
突撃、モテ隊!
と思ってたら同じこと言ってる人がいた。しかし友人に恵まれているのでリア充とみなす。
短編はこれくらい内容がない(失礼)方が気持ちがいい。
通行人の正体は本編でひと言触れてもよかったかもと思いましたが、そこはノリと勢いと気合で。
紅の鬼神
「変身ヒーローもの」と考えるとちょっともったいなかったなーと。
零次か雪那の主観視点にして、ボツになったという鬼神誕生シーンが入っていたら、変身イベントがグッと盛り上がったと思うのだけど。
中学生ズの冒険ストーリーと見れば違和感もなく楽しい内容でした。
本編中明かされない正式名はいいですね、仮面ライダーとは呼ばれない的な。
少女達の一日
これは明らかに主役の女の子たちを活躍させるためのシナリオ。
タイトル通り彼女たちの1日を切り取った内容は、短編集というスタイルに合っていたと思います。
1話1話が短いのでサクッとプレイできるのがよかった。
識者向けシナリオは一長一短あるけれど、色々なキャラが動いている姿を見られたことが嬉しいです。
クリアシナリオのあとがきはシナリオ選択画面からも見られると楽でいいなと思ったけど、横着せずにセーブデータ取っておけばいいんですよね。
(2011/12/07)
戦え!学園騎士団 クリア
あの「〜短編集的な」に、はやくも新作が登場ッ!
正義の騎士が挑む敵は世紀末ヨロイ軍団。いやモヒカン、じゃねーよ。
それはともかく、この戦闘バランス好きです。ちまちま攻撃するのがいいんですよ。
特殊援護メッセージが多いのも楽しい。
池野さんのデータも面白い。剣がすっぽ抜ける仕様はシナリオ独自の設定なのかな。
シリアスともほんわか路線とも取れるシナリオでした。これは情報提示の仕方がウマいんですね。
いちろうの訂正は改ページしないほうが感覚的には読みやすかったかも。
そしてオチが不意打ち。そうだよ、そりゃあそうなるよね!
(2011/12/21)
セイギノミカタ編 クリア
「正義の味方」の存在を願う女性と、その願いを叶えるかもしれない少年の物語。
リーゼアリアさんかわいい、いや待て柊妹ちゃんも捨てがたい(そんな話では全然ない)。
フラグの立ち具合とか、SS版「セイギノミカタ」の続編だったりするのでしょうか。
信頼や善意といった題材を照れることなく正面から描けるのは、作者さんの武器だ、と勝手に思っているのですが、今回は特にそれを強く感じました。
戦闘シーンが入る関係、SRCシナリオで扱われる正義には攻撃的な色合いが強くなると思うのだけど、主人公ふたりの正義はとても優しかったです。
初期配置の楽勝できるザコ敵から一転、強力モンスター1体と戦う戦闘も分かりやすい。
上倉くんがいきなり血を出して登場したので、どこか読み飛ばしたかなとちょっと驚いたけど。
リーリヤ社長の武器性能をろくに確認せず、味方を巻き込んだりしてみました。
新たに追加されたあとがき選択機能が便利。コレクション要素としても嬉しいですね。
(2012/02/12)
フリーバトルもどき ステージ3まで
ストーリーがない気楽さがありがたい正式名称フリーバトルもどき。
本編はすべてクリア済みなのでオールスターで開始できた。
趣味で選んだ我が軍団。特攻隊長ミルフィちゃんが返すカタールで敵を斬り、余りものをセイギのコンビが片付ける。フリーバトルのみ参加の村神さんのスナイパーぶりがハンパない。援護はするし2Pはあるし。あなた一体どこから来たの。
ステージ3でバさんを撃破したところで中断。
敵がやや強めなので資金を惜しまず強化したい。ステージ数が有限なのもすぐ飽きる私には助かる仕様。のろのろプレイしよう。
(2012/08/21)
フリーバトルもどき ステージ6クリア
ステージ4。恋者包囲網。どう移動しても敵との距離が近い。長射程キャラがうまく立ち回れず2人ほど堕ちた。
ステージ5。強襲、エレメンタル。敵が少ないので主力キャラでも気力が足りない。激励2回、最大火力発揮の上倉くんをライカさんのみがわり付きで吶喊。愛だよ上倉くん。アグニは仲間になってくれなかった。
ステージ6。戦力差に黄昏る。母艦能力持ちのセーラ嬢がひとりだけ壁の向こうに配置されてしまって孤独のランナウェイ。狭くて邪魔だよこのマップのベース作ったの誰だよばかじゃないの。
微小ダメージを無効化する貫禄の最終ボス。攻撃が通るのは上倉、ミルフィ、雲束、月影と、直撃持ちの村神。それでも1万ダメージを叩き出す上倉くんハンパない。そんなわけで辛くも勝利。育成メンバーの選択次第では完全に詰みだったかもしれない。
全ステージクリア。あとがきで「たけしの挑戦状」的な祝辞をもらった。もっと私を労ってくれい。
ステージ有限や敵配置の固定化などの仕様も、目標をクリアする楽しさがあった。あとがきは微妙にネガティブ?
太っ腹なクリア特典も心躍る。いつか安曇ちゃん無双とか挑戦してみようか。
さすがにそれは無理だと思う。
(2012/08/25)
フリーバトルもどき 二週目クリア
周回まったりプレイの夢を砕く新モード。登場する敵の種類やユニットランクに変動があり、難易度は初回プレイ以上になっていた。
とはいえ2回目でもうやることは分かっているので、最終ステージまで順調にクリア。
最終ボスは当人曰く「割と本気」で大幅な強化がされていたが、今回はこのボスを倒すためのメンバーを最初から育ててきたわけで、初回ほどの恐怖はなかった。不動のエース上倉、熱血&決意の雲束がダメージ15000越えの頼もしさ。リーゼアリアさんの最強魔法もはじめて使った。各キャラとボスとの会話イベントが追加されていたり手間がかかってるわあ。
というわけで、2週目クリア!
難易度選択は……ないですか。最終ボスの全力本気モードが……なくてよかった。
(2012/08/27)
衝撃!おっぱい抗争 クリア
ひっでえタイトル! でも実は希望の使者と悪意の化身の戦いの物語だったりしましたなんてこった。
この手のネタに細かくつっこむのも野暮だとは思うのですが、勢いがありすぎてゴメンナサイついていけないところもありました。
戦闘は援護防御と反撃でさばいて味方ターンで仕留めながらチマチマ進軍。大ボスには温存戦力を全部のせで姉妹との決別。
この短編集では毎回、独自の設定解釈や、キャラクター関係の広げ方が新鮮で、すっかり設定把握しきれなくなった企画で作者さんが新しい遊び場を開拓してるのを感じられて嬉しいです。
(2014/03/30)
フリーバトルもどきエクストラ クリア
最初に言っておく、おれはか・な・り短編集的なマスターだ。
ステージ構成を一新、アイテム交換が実装されたフリーバトル新難易度「エクストラ」に挑戦。
前回までのプレイ経験から即戦力になるメンバーを選出、ありったけの資金でユニットを強化して準備万端。であってほしい。
ステージ1
なんかもう初戦から敵が強そう。自軍も充分強化してあったので、結構余裕を持って攻略。壁役ユニットの堅牢ぶりが気持ちいい。悪墜ちオイシイですなボスはちゃんと最後に倒しました、無論、上倉先輩でだッ!
ステージ2
BGMがムドー王。猟惨泊・夢の競演。分家組を一隊ずつ潰しながら進軍。特定の床に「埋もれた財宝」があるのに気が付いたので慌てて1面の中断セーブからやり直してアイテム回収。残念、オネエ月影はボンテージを装備できない!
ステージ3
配置をミスって敵にガンガン攻め込まれる。長射程高威力な敵多数。ボス敵の特殊能力がインチキじみてシビれるカスタマイズ。高威力Pマップ兵器みがわれライカさん。
ステージ4
対超兵器軍団。初期配置で敵との距離が近く待ち伏せスタイルが使えないので積極的に攻める。進め血塗れラブレター宇宙エース上倉。マップにエネルギータンクがあるので燃費を気にせず大盤振る舞い。
ステージ5
バリア装置無敵ライカ出撃。切り込み隊長ミルフィが鬼神の活躍、カタールに墜ちる敵の群れ。マップ左右端の中ボスに向けて部隊を分けたらアンシエントが堅かった! ボス兄弟・姉の二回行動が強力。自分から動き出すまで放置して対処。
ステージ6
スーパー恋者大戦。初期配置からあまり動かず敵ロボをちまちま迎撃。ボス敵5人はなかなかキツイ。未改造の社木で恋者をひとりくらい倒したかったけど命中率ゼロでは話にならぬ。
ステージ7
圧倒的……圧倒的……姫士組……! しばらく放置しようかしらんと思ったけどエイヤとプレイ続行。あらまあ我が軍強いじゃねえの。強力アイテムとユニット強化のおかげか敵が次々と倒れていく。投石で姫士の体力を削り落とすランクアップ池野瑞葉。
ステージ8
聖域的最終決戦。敵が全員ネームドの頼んでもない豪華仕様。部隊を分けて左右から進軍、中央で合流するとほどなくボスが動き出す。明鏡止水ペルセフォネの脱力祭りでボスの特殊能力を封じながら一気に攻める。攻撃の要はエース上倉、援護の鬼・村神&月影、そしてラスボス相手に3万ダメージをたたき出す雲束さんマジパネエ。そして……。
フリーバトル完全制覇! 面白かった。有限ステージのやりこみモードとして充実した内容でした。
アイテム交換はいいですね、ユニークな性能のアイテムが多くて組み合わせを考えるのも楽しかったです。ボーナスアイテムも結構回収できたと思う。ボスが複数居たマップは取り逃がしたかも。入手アイテムを周回で持ち越せる仕様なので、再プレイ時には特殊アイテム用の専用メッセージを眺めたり、色々なユニットで大胆なプレイができそうです。
(2014/04/07)
突撃、モテ隊!-バレンタイン血戦-
同短編集の「突撃、モテ隊!」の直接の続編。タイトルが全てを物語る明快な一編。
基本的なメンバー構成や導入の会話は前作と同様で、これを定番としてさらに続編を、という構想もあるそうです。
敵も前回に引き続きの秘密結社「恋者」。初期配置がイケそうな感じだったので、鉄壁をかけて敵陣に突っ込ませたらほとんどひとりで敵ロボ軍団を全滅させる榎本俊也。学級委員はダテじゃない。
禍恋ライダーの目的はなんだったのだろう前作の一件で恋者の宿敵認定されていたのかな。
パターンあり連作ものを作るのは簡単ではないと思いますが、また生徒会役員たちの奮闘が見られるのでしょうか。
彼方への軌跡
憧れの先輩男子に会いに行くことにする女の子エンジェの話。当然(?)、すれ違い続きでなかなか会えないのがいいですね。
園部熾姫は親切クールかわいい。今回ウラヤマな黒一転、式条尚文との距離感が好き。
戦闘は各種ダメージ床が移動を阻むマップ構成。援護攻撃持ちの尚文を中心に陣形を組んで行動。なにこれハーレム? 飛行ユニットは移動コストこそ無視できるもののマイナス効果はしっかり受けるのだわなあ。クリアの攻撃で敵をダメージ地形に引きずり込んで戦況を有利に、というほど上手く立ち回れなかったのが残念。
ボスへのとどめはエンジェで刺しましたよなんとか。魂は習得したけれど、SPはとうに尽きているのだ。
結末も自分の理想だったり先輩の背中を追ってる感じが出ていて、主人公エンジェの紹介編として楽しい短編でした。
(2015/06/27)
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喫茶店の愉快な常連
作者:亜崎紫苑さん
1話
喫茶店イリーレストを舞台にした、名は体を現すSRC学園シナリオ。
常連客と店員の会話がいい感じに常連な感じ。
モヒカンの襲撃は日常の風景らしく落ち着いたものです。もうひと言、詳しい話がほしかったかも。
当たると痛いので、敵の射程外からひたすらチェーンを振り回し続ける韋駄天。
しかし姫王さまの攻撃に一撃で沈むのだった。お前の罪を数えろ。
まだ1話目ではありますが、学校以外の日常を扱うシナリオは新鮮ですね。
今後もイリーレストが舞台になるのならシットコム的に面白さもありますし。
とりあえず姫王さまの眼鏡姿はなんかエロい、という発見。
(2012/02/26)
2話
客と店員のやりとりが癒される喫茶店シナリオ2話目。
冒頭からキャラと設定の組み合わせがウマい。
殺人鬼ネタの扱い方(でたらめ記事)というさりげなさもいいし、ミステリ系モンスターの登場も雰囲気でてます。
頼れるゲストユニットと、それを店員がフォローする戦闘は1話同様。
狙われるユニットが分かってる分、余裕を持って対処できました。
ラストシーンの霧子さんがこわい。
後日談は思った以上にボリュームがあって嬉しいおまけ要素。
(リードミーにも記載がなかったので本編から読めるのかと探してしましたが)
うおー! 若菜さーん(眼鏡)! あと、やっぱり霧子さんがこわい。
(2012/03/21)
3話
店員さん、そして店外へ。商店街の他店舗とのつながりが見られたり、お客さん以外との降条くんの人間関係が新鮮でよかった。店長(本体)も初登場。
戦闘パートもイベントが多く変化に富んでいた。今回は強力なゲストユニットが不在でスタート、ユニット運用のへたさから店員ズ傷だらけ。降条くんがひたすみがわりになって耐えた。さすが主人公は頼れる。多分そういうことじゃない。
後日談もとても幕間らしいエピソードになっていて癒された。このコーナーほかのシナリオにも増えないかしら。
(2012/05/13)
4〜5話
4話
第3話で登場した新井静葉の過去とその後が描かれる第4話。
元ルームメイトとの奇妙な友情、自殺未遂の真相など語られる要素は多いのだけど、言葉で説明しすぎず、受け手側に想像の余地を与えてもらった印象。話をするために来店する喫茶店の登場の仕方も好きでした。
戦闘面では前回に続き謎のモンスターも絡んできて急展開。少数精鋭の味方ユニットに指揮技能が頼もしかったです。
5話
第5話、不良から騎士団まで、幅広い層の常連客が集う店員さん不在回。なんと若菜さんは眼鏡の着脱が自在ですよ!
憩いの時間を守るため、姫王さまと元老騎士の彼が立場を超えて共闘するのが面白かったです。バリスタが気持ちイイ。
タイトルの『〜愉快な常連』がしっくりくるエピソードでした。でもランク3降条くんが活躍する未来を私信じてる。
(2013/04/21)
6話
次回以降の展開のための準備回といった印象の話。冒頭のふたり連れ、こういう配置の仕方が好きです。
戦闘パートでは、怪ロボット・アポストル、謎の青年や黒騎士団と今後の重要シーンに関わってきそうな人物が顔見せ。
喫茶店以外の場所でストーリーが進行する機会も増えてきましたが、イリーレストとは別の喫茶店が登場したり、黒幕臭ぷんぷんの女の子が常連として居ついていたりと、事件は会議室でも現場でもなく喫茶店で起こっているかも?
後日談を見てみると、なんだか思ってた以上にスケールの大きな事件がはじまりそうですぜ。
(2013/12/31)
7話
バイト店員、宇宙へ。そう来るとは思わなかった。
異世界の住人が本格的に登場して、シリアス展開になるのかと思ったんですけど、恭祐がたまたま知り合ったちょっと(大分?)変わった人たちのためにカクテルを用意してあげるという喫茶店員らしい話になっていて、気持ちよく裏切られました。
戦闘は普段と趣向を変えての巨大戦闘。宇宙船に乗リ合わせての巨大バトルに超巨大モンスターの登場とサプライズ満点。
かくして喫茶店の愉快な常連がまた増えたというわけで、不良に殺人鬼、異世界人さえ常連客という括りで繋いでしまう「喫茶店」の汎用性ってすごい。それとがんばれレアキャラ店長。
外伝会話はコミックスのおまけページ的なノリが楽しい。男子高校生が自室でダベってるだけのやつがユルくて好きです。
(2014/06/29)
8話
SRC学園シナリオの隠れた人気者、恋者が登場。出るだけでネタが偏りそうな危険な結社ですが、恋者の話題に呆れる喫茶店サイドと、実際に翻弄される騎士団サイドに分けての描写が面白かったです。
今回もゲストユニット中心に戦うことになるので戦闘はやや厳しく、ボス戦はちょっと詰むかもと思ったけれど、頼れるみがわりと援護攻撃で改造人間撃破。ああ名無しの黒騎士団氏、ザコ戦では輝いていたのに。
恋者にくわしい常連客は何者なのか、いつか彼らの正体が明かされることもあるかもしれませんが、そんな劇的な再会がなくっても、喫茶店で一緒にお茶した変な人というだけで終わってもいいんじゃないかと思える雰囲気が好きです。
(2015/07/19)
9〜11話
9話
黒幕的常連客・御影彩菜の過去話。
これまでシリアスもドタバタもやってきた「喫茶店〜」のなかでもとびきり異色の回。戦闘はイベント色強めで難しくはありませんが、内容のヘヴィさはシリーズ随一。
御影嬢はこれまで名前欄が<客>表記だったのが、この回ではじめて<常連客>のテロップと名前が表記。この回から常連客として、そしてストーリーの重要な部分に踏み込んだ存在になったということでしょうか。
10話
前話から一転、初期話を思い出す喫茶店襲撃からの戦闘開始。敵は自警組織のはずの姫士組、というのがこれまでの襲撃者と毛色のちがうところ。不良よりめちゃんこ強いぞ姫士組。
この回から御影彩菜の独白がプレイヤーに聞こえるようになって素敵。
実は姫士組隊士の無断使用同人ゲーム「獅子姫」の回収と消去が目的でしたが、製作に時間のかかるゲーム作品を本人に無許可のまま完成させてしまうKCTの行動力どうなってるの。学園無双は合法なのかしらん。
騒動のお詫びにと客として再訪する姫士組と、ヤケをおこしてもお酒の店でなく喫茶店で飲んでるラセツがかわいい。
11話
前回からつづいて喫茶店襲撃から戦闘へ。猟惨泊分派集団のひとつ神王軍団に、降条店員、これも前回から続投のラセツと姫士組隊士、新顔のカップル、ひさしぶりの番長韋駄天が応戦。
脅威の回避力で敵をなぎはらう店外の韋駄天と、援護陣形を組んでじっくり敵を減らしていく店内組という静と動の極端。
韋駄天の回避率シビれる。いやモヒカンの電磁ムチは当たらないからシビれない。まちがってチェーンを投げちゃった状態でセーブしちまったので延々木刀ふってました。
しかし最後には双葉の幸運&努力に修二の援護で神王撃破。ごめんね天さんカップル大勝利。
話数を重ねるごとに強まる、なんでもありのSRC学園の特色を絶妙なさじ加減でシナリオに活かされている作者さんの手腕には舌を巻く思いです。
本編と後日談での設定・情報の切りわけかた好きです。
最新話では新しいバイト店員をむかえて(後日談で今後がほのめかされていますが)、次回以降が楽しみです。
(2017/11/19)
12話
島内の各所に出現したモンスターを、セキュリティ系常連客オールスターが迎え撃つ第12話。
冒頭から、店長がめずらしく普通に仕事をしてる。新人教育とかやってる。
今回は恭祐が戦闘不参加(喫茶店に出勤していない)回で、モンスターと遭遇した水無月工務店員を操作して戦闘開始。この工務店コンビは援護陣形を組んで進軍する地道さと高火力の爽快感が両方味わえて素敵。
勝利条件は敵の全滅だけれど、ボス格のモンスターはHP回復持ちの難敵なので、自然ほかの敵を倒してから相手にすることに。1ターンで沈めたいところ。
今回のゲストユニットたちは割合燃費のいい方だったので、そこそこENを残しておけました。ご破算ですよ破城卿、バリスタで仕留めそこねたツクモソウルに接近されてボコボコにされたかいがありましたぜ。
何気にひさしぶりの御影彩菜暗躍回でした。この常連客インターミッションでは味方登録されてるんですけど今後どう動いていくのですかね。
(2018/07/01)
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生徒会長閣下シリーズ
作者:philoさん
1話
気が付いたらphiloさんのシナリオが4本分くらい溜まっていたのだけど、どういうことなの。
元ネタの動画はなんか沢山あるらしい程度、総統閣下の知識は永井豪(新デビルマン)と清流院流水くらいしかありません。
寝不足でお怒りの九重さんがSRC学園の不満をぶちまける衝撃のオープニング。
治安維持系生徒会の問題点を挙げまくる九重さんは、他のシナリオでは真面目にその問題に向き合っているphiloさんだからアリな描写ですね。
設定上ではそれほどおかしなことなくても、複数のSRC学園シナリオで培われたイメージは大きいんですよね。
猟惨泊をやっつけてサクっと戦闘終了。
このシナリオのノリなら戦闘はこれくらいあっさりしているのがむしろ自然。
シリーズという名前ではあるけど、本当に続きもの? なのが意外でした。
そんなにSRC学園に(ネタ的な)不満があったんですかphiloさん九重さん。
(2011/06/19)
2話
SRC学園の様々なネタ的問題点に鋭く切り込むコメディシナリオ、ではなく普通に続きものでしたか。
第2話にしてなんだか魔神王の娘の外伝エピソードっぽくなってしまった気が。
会長閣下がお怒りになるほどには、治安維持系生徒会が役立たずに描かれてなくてよかった。
他の登場シナリオではロクな目にあわない幻朧拳の禪に友達っぽい人がいたのもよかった。
しかしその夢は頭が悪すぎる。残念な不良。
戦闘パートは強力なユニットが揃っているけど、敵は連携して襲ってくるので、ただ突っ込ませるだけだと割りと墜ちますね。
次回もまた群雲応麻を追う話なのだろうか。これも、ループ乙、なのかなあ。
(2011/06/25)
3話
うーん、魔神王の娘と繋がってしまうのか、なんて不安も吹き飛ばす外道展開。
おれが、おれたちが昼食の略奪者だ。
クレーメにダメージを与えると回復する和子ちゃんが友達らしくてほほえましいですね。
だから彼女から先に退場してもらいました。 ああ、悪者の気分。
会長閣下がお怒りになるパートだけ熱量が違いすぎて毎回気圧されてしまいますが、
会長が激怒し、市山が話を複雑化、という毎話のパターンがあるのが分かりやすくていいですね。
(2011/08/16)
4話
タイトルが「会長は〜」でなかったりして、基本パターンを踏まえつつ、パターン破りの回なのかも。
ええー!? あなた普通に犯人なの!?
笑いで済ますには微妙に悪質なような。(シナリオ内でも和子が指摘してはいましたが)
いや前回の主役サイドの行いも相当非道だったのだけど。
クレーメがもっと「いっひっひ」とか笑い出すくらい壊れてくれたらギャグっぽく見られたかな、とか。
戦闘面では、私も少しは学習して先に和子ちゃんから始末(おい)しました。
無関係だろうけどね、とか言いながらしっかり名前まで教える藤山隊長は実は極悪人ではなかろうか。
(2011/09/03)
5話
なるほど、これがいわゆる俺得回。
喪男の偶像・九重霧。すばらしいアイディアだ。
きっとあの蹴散らされた恋者のどれかひとりが私だった。5人の中にきみがいる。
九重さんの想像以上にエロい写真てどういうことだよ見せろよ恋者。
(2011/12/07)
6話
ああ、まさかこいつが他所のシナリオに台詞のある役で登場するとは。
あんまりに使いようがないからこっそり消そうかと思っていた設定を拾ってもらえて嬉しい。
今回は側近4人組がかなりまともというか年長者らしい言動をしていたというか、ラブレター勝手に開封とか偽返信とか相変わらず酷いんだけど。慣れっておそろしい。
幻朧拳は黄泉の指定曲を背負ってやってくるし、会長閣下に必殺攻撃まで使ってもらって、彼(というか私)ももう思い残すことはないでしょう。
(2012/02/18)
7話
劇場版・最終章っぽいノリで(ウソが)展開される四月バカ回。
もう九重さんなのか作者さんなのか分からないぶっちゃけ具合、これが生徒会長閣下シリーズ。
今後は会話のみのエピソードも予定されているようで、そんな構成もこのシナリオには似合いそうです。
(2013/04/03)
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清和の御旗
作者:philoさん
1〜2話
個人生徒会「清和会」に焦点を当てたphiloさんの新たな連載(!?)SRC学園シナリオ。
1話。不良に絡まれたクルセイダーを助ける清和会後輩組。
しかし助けたのは番長がフルスクラッチしそうな深夜アニメのDVDを購入する不良騎士。
颯爽とかけつけたのはいいけど、敵不良めちゃんこ強い。「なんじゃ、つまらんのぅ」なんて嘘です巻奈先輩。
暴力以外の方法で事態の解決を図るシーンは信行の人柄が伺えていいですね。それを受け入れる紅蓮の度量も示されていると思いますし。
雀荘の背景画像が未成年お断りな自己主張をしているのが気になる、ってそれは仕方ないか。
2話。王真と三下の交流のお話、な気がしたけど実は女子大生の華麗なキャンパスライフ?
三下とのケンカから、女子大生を狙うモヒカン掃討戦になだれこみ。
戦闘が1話よりグッと易しい。命中率もダメージもほどよい感じ。三下の暴走にはちょっと気をつけました。
「その手を離せ」の会話時、深雪と淑江の距離が10マス近く離れていたのでちょっと違和感が。
戦闘後は前回に続きお茶会。三枚目な城島くんは好きです。
キャラも増えてきて、清和会の周辺にしぼったお話になるわけでもないのでしょうか。
ほのぼのはじまってシリアスに……という展開は定番ですが、逆パターンとは珍しい。
物語の導入としてはちょっと変則的なので、第2話までまとめて公開されてもよかったかもと思いました。
作者さんの他のシナリオと比べて、モヒカンと不良の数が多いのは相変わらずのようだけど、城島派が大人しく仕事をしている等、平和な方向に変化しているのが面白いですね。
(2011/08/05)
3話
変態スレスレ、個性豊かな女子大生の日常(?)と能力者を取り巻く現実に向き合うお話。
他のSRC学園シナリオ、あるいは公式設定において『悪人』と定義されているキャラクターのことごとくが、どこか憎めない人物になっているのが目を引きます。ある程度SRC学園の知識が必要になるけど、これはこのシナリオの魅力ですね。
高田青年とかほとんど別人。いやホントに誰だよ。
基本的には、ほのぼのしたお話が展開されるこのシナリオ、作者さんの他のシナリオと切り口は違うけど、集団のエピソードという点では共通しているでしょうか。
前回の途中から、微妙に騎士団女子組に視点がシフトしてきた感もあり、その流れを継いだ今回なんかは、清和会出番少ないな、みたいな印象を受けるのですが、楽しかったけど、話数の若いうちは清和会メンバーを中心に進行して欲しい、なんて型にはまった思考をしてしまうのです。エピローグでの信行と仲間たちの会話にも説得力が増すのでは、とも思いますし。
出番は少ないものの、お兄さんが心も技も強すぎて素敵。
(2011/10/08)
4〜6話
4話、クラスメイトと樹海を散歩。自由出撃が嬉しい&苦しい。
高田を出したいから清和会メンバーの誰かは控えにしないと的な。
洞窟の秘密は、描写されたビジュアル以上に光景が目に浮かぶ情感のあるシーンになってます。
5話、宿命の対決、抹茶VS紅茶。戦闘シーンが発想の勝利。
バトルものアニメにも戦闘なしの日常回があるように、SRC戦闘とコメディ要素が高レベル融合。
儚さんが紅茶を注いだ後、抹茶でとどめ刺したんだからそりゃお腹も壊すよ。
兄さんと大学生ズは大人だなあ。いや儚さんも大学生じゃねーか。
6話、新メンバー加入回。部活ものといえば新メンバー。
彼女のひととなり、会計能力や交渉能力の高さなどがこの1話の中で描写されて好感度急上昇。
4話と絡めた交渉シーンは、清和会が基本話し合いの人たちであることが活きていました。
主要キャラの個性も立ってきて安定のシナリオ内容。
割と多めな「○○さんは○○な人だよ」と評する会話が情報量を多くしちゃってる気がする。
(2011/12/10)
7話
なぜかのノーパン討論回。従姉妹さんの秘密は設定を見たときは興奮したものの、いざ見えてしまうと残念な気分になるのはなんだろう。妄想万歳。
さわやかな成り行きではじまる戦闘パート。
作者さんは今回のような正攻法の戦闘を作るのが上手ですよね。中ボスの強さとか。
主人公とヒロイン(ですよね)の絡みもあって、いい最終回だった(違)。
ノーパンにはじまりノーパンに終わるのだ。
姫士組メイン回の予感に身構えてしまう次回へつづく。
(2011/12/21)
8話
姫士組を訪ね、過去に起こった戦いの顛末を回想する清和会。
折に触れ、平和な現在が「戦後」であることを触れてきたこのシナリオの、過去に起こった戦争のひとつについて語られます。
戦いの中には主人公・源氏信行が常に背中を追う存在、兄・政行の姿もありました。
ああ、犠牲最小限という世界線大変動の原因はこの兄貴か!
これはシビれるあこがれる! そりゃあ城島くんも改心するよ。
悲劇の漢・林家の、こんな直球ど真ん中な救済がかつてあったろうか。
正史や他のシナリオでの林家を知っている人ほど衝撃的なエピソードになっていました。
オチは便利にはだける従兄弟さん。
だから丸見えはイカンってば。あと恥らえ乙女。
(2012/01/04)
9話
メタ成分多めなギャグ回かな、と思ったらマジメな話だったりして。うむっ。
何度やっても槍の勝負で林家に勝てない高田青年。
思ってた以上に自堕落な生活をしていて親近感がわくというか近すぎて見るのが辛い!
林家・張間のノロケっぷりが目に余るという巻奈さんとの会話から、しかし林家は訓練を怠っていないという事実を受け、努力をはじめる高田は等身大の青年でした。
初登場から悪人をやめていた彼だったけど、今回、本当の意味で更生したのかも。
林家には高田(ランク3)の実力を見せてやるつもりだったのに、あいつ強いんだもんなあ!
戦闘勝利後のイベント戦闘の前に、「その程度か」とか「大分消耗した」的なセリフがあったら、私が操作した意味をもう少し実感できたかなとちょっとモヤモヤしたり。
(2012/02/12)
10〜14話
区切りのよさそうなところまでプレイしたので、溜まった分の感想を。
10話から13話にかけて、槍使い少女、熱血人たらし少年、シスコン求道者など個性的な面々が清和会に参加することに。清和会と彼らとの出会いがどれも印象的で、特に奈々本蒼と源氏会長との出会いは自分で狭めていた彼女の世界が広がっていくきっかけになる、年長者らしさが好きなシーンでした。蒼ちゃんかわいいよ。
12話。清和会の発足と黎明期が語られる過去編。鏑木蘭のプレストーリーと現在を繋ぐ逸話のほか、設立当初の文武両道を目指した地道な活動の様子も見られました。エピローグの閉じ方もきれい。
13話。前回とは現在と過去とで対になるような構成。新メンバーもなじんだ清和会の新時代を感じます。清和会は援護技能持ちが多いので敵の援護陣形をガンガン抉り取ってくれて頼もしかったです。そしてこの後、源氏兄からとんでもないひと言が!
14話。衝撃の告知から続くのは源氏政行と平良教子の結婚をめぐる物語。結婚!!
この回、大部分は回想として語られる形になっていて、清和会が話を聞いた時点で解決していました。迷い悩んだ彼らを支えたのは、元姫長・村上玲をはじめとした政行らの仲間たち。政行も未完成の若者であると同時に、兄はまだまだ背中を追う存在と分かります。そして激動の時代をともに生きたふたりの、この愛(!)の形はどうだ。グッときました。
結婚式には清和会繋がりの参列者も大勢居て、お兄さんにも負けない源氏会長の人脈が見られます。おお、荒野の隼!
1話目から、煉獄会とも交流を設けるなどで描かれてきた、源氏会長の人柄が活きたエピソードが多くて、こういう主人公の描写はいいですね、話数を重ねるほどに染みてきます。
活動の場を広げていく清和会のこれからの物語を見るのがますます楽しみになりました。
(2013/04/27)
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第7回SRC学園シナリオコンペ
Change My Resume!!(マイヤーさん)
これは実に好かれなさそうな主人公。
自分本位で現実から目を逸らし続けた騎士が、自分が本当に欲しいもののために現実と向き合う話。
毎回思うのですが、マイヤーさんのシナリオは動的な演出もそうですが、静的な演出が細やかですね。
今回でいうなら履歴書。私はああいうレイアウトがホントに下手なので感心するばかりです。
真相への伏線、主人公の心理描写、どちらも丁寧になされているのですが、御手洗が真相を見抜いてから先、ちょっと分かりづらくなってしまった感じも。
主人公が突然、プレイヤーの目線から外れてしまったからかな。
聖乙女へ行こう!(回天さん)
お題の扱い方について、変化球・魔球投手が目立つなか、ずばり直球・正統派なシナリオ。
このシナリオのみことくん大人しいな、と思っていたらあのラストシーン。そうだ、それでこそだ。
意外にも分岐なしでお話の結果が不合格なのはこのシナリオだけだったりするのですね。
みことくんの正体を知らない人にはやや唐突なオチだったかも。
双姫剣舞(Philoさん)
硬質でクセのある文章が目をひくPhiloさんのシナリオ、お話の構成も巧みです。
他人の合格を判定し、実は自分も判定されていたという二重の合格の物語。
シナリオとしてはとてもオーソドックスな作りですが、短編作品にしては登場人物が多すぎるでしょうか。
名前を覚える必要がある重要人物は一握りではあるのですが、一部、ある程度設定を把握していないと分かりづらい描写のあるキャラクターも居たように思います。
主人公の笑顔で閉めるラストシーンは次の物語のはじまりを予感させる短編らしい爽やかな幕引きでした。
エンジ色のエポック(和光佳清さん)
タイムリープとタイムパラドックスが複雑に絡み合い、登場人物の半数が自分(!)という驚きのシナリオ。
このシナリオのSRC学園は本当に直近の近未来なのですね。主人公・裕美先生の生年が1997年。
最初に刺殺された後は、フローチャート付きだと分かったので、わざと死にそうな選択肢を選んでみたり、自筆文字の達筆ぶりに驚いたり。手書きフォントかと思いました。
総集編スペシャル的な作りに、消化不良というかだいぶ強引な部分はありましたが、静的な内容とは裏腹に、作者さんの熱気を正面から感じることができるシナリオでした。
刹木さんがんばる(千早神牙さん)
私はものぐさな性格で、スケジュールを決めて行動するタイプのゲームが苦手なのです。
なんとなく勉強をして、なんとなく材料を集め、いきあたりばったりに調理して出来上がったのは 「多分チョコ」 。
そんなうちの刹木さんはチョコ作りに全力を注ぎすぎて戦闘開始時、いきなり瀕死状態に。
その甲斐あって(?)か、意外にもハッピーな感じのエンディングを迎えられたりして。
お題の在り処に戸惑ったものの、おまけを見たら別にいいような気がした。
桜散る季節に人を妬むということ(俳諧さん)
合格した過去が苦痛である人のお話。
本編シーンが実質、主人公の回想であることの意味合いが薄かったかなあと。
テーマは分かりやすかったし、描写もできていたと思うのだけど、ひとつひとつのイベントが突発的すぎて物語の歯車として上手くハマっていない感覚というか。
合格の定義を問うというか、他人の合否を勝手に決める人間の理不尽、というのははっきり感じました。
最果ての楽園にて(パンさん)
近未来。人類滅亡。残されたアンドロイド。
古典SFを思わせる舞台設定。これをSRC学園に持ち込むという発想に目から鱗でした。
主人公サクヤが回想するかつての穏やかな日々、訪れる別れ、そして新たな出会い、訪れる最期の時。
前回、前々回のパンさんのコンペ作品において、重要な役割をはたしたキーアイテム 「エロ本」 が今回も登場したことに脱帽。
エロ本の記憶さえサクヤにとっては懐かしい思い出の日々のひとかけら……。深い話だ。
そして迎えるエンディング。あの演出と音楽とで、大袈裟でなく感動してしまいました。
その直後、おまけモードのムフフ画像に期待した自分に、私って汚れてんなあと我に返る。
総合格闘武術能力大会(狼二世さん)
格闘大会が舞台だけど、格闘で武術な感じのキャラや生徒会さえほとんど登場しなかったのは意外でした。
主人公の名前は山田一郎、愛称イッチーでプレイ開始。
新聞部→騎士団と進んで最後の闖入者と決戦。
根気のない私には途中セーブなしで3連戦は心理的に辛かった。
それでも、SP、ENが自動回復するおかげで、詰む、ということはなく、その辺よく配慮されています。
細かい部分だと、補充メンバー選択は、事前にステータスを確認させてくれると安心だったかなあ、とか。
シナリオ面では、主人公の挫折と再起、成長までがイベントとして盛り込まれていて、ここ数回のコンペ作品はシナリオ寄りかギミック寄りか、極端に分かれるイメージがあったのですが、その両方に取り組んだ意欲作、と言えるのではないでしょうか。
???(???さん)
第2回コンペ以来の隠しシナリオ(?)、というか完全に別のゲームでホントにビックリ。
なんでシナリオコンペ投稿作品? という疑問があるにはあるのですが、製作4時間、というスピードは筆の遅すぎる私にはとてもマネできない代物です。
元のゲームをクリアできたことのない私にはこのシナリオもやっぱり苦手で、結局クリアできず。
(2010/03/27)
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テイルズオブザワールドSRC
作者:テイルズオブリレー制作チーム
〜8話
登場作品をテイルズオブシリーズに搾った版権ものリレーシナリオ。
テイルズは初代TOP以来、据え置き機の本編タイトルはひと通りプレイしてはいます。
気が付いたら3話分も溜まっていたのでまとめてプレイ。贅沢だ。
6話。マップを使った演出が巧みの技。これまでの伏線をきれいにまとめてくれました。
世界の破壊者カイル・デュナミス! とか言われやしないかと焦った天体図のシーン。まるで関係なかった。
そして明かされるサレさんのとんでもない正体。もう私の知る陰湿小悪党サレではないのね。
7話。これまでの伏線がまとまったところで新展開。
台詞回しが駆け足ぎみで、もう一呼吸置いてもいいのではと思う場面もありましたけど、新たな伏線やキャラの登場と見所の多い回。坊ちゃんと仮面の人が同時に存在しているのが気になるのです。
戦闘パートはジューダス無双! 増援の手を借りる間もなくザギさんを返り討ちにする頼もしさよ。
8話。英雄の定義に悩むカイル少年。
原作より人の話を聞く子に育っているので暴走しないのが好印象。
バルバトスを英雄志願者の反面教師と見るカイルは原作にない(よね?)成長の顕れ。頼もしい。
大斧のおっさんがまともにやり合える強さでよかった。
全何話くらいの予定なのでしょうか。じっくり確実に話を進めている印象。
版権ものリレーシナリオとなると、原作を尊重する作者さんと原作とは別人と割り切る作者さんとで、キャラ描写の仕方にばらつきが出る場合があると思うのですが、このシナリオはそのバランスが絶妙だと思います。
1話目で別人路線っぽくはじまったのに、早い段階で原作寄りの設定も追加されたりしますし。
参加者の皆さんがテイルズシリーズが好き、ということがいい方向に働いているのでしょうね。
(2011/06/22)
9話
近所のおばさん! 近所のおばさんじゃないか!
そんな話では全然ない第9話。パスカルさんの登場でキバルトの鼻息は荒かった。
これまで謎だったユージーンとリリスの消息は、事態を収束させるためには必要な要素だったわけですが、そこに世界樹の精霊、クラトスの真意、新登場のカノンノ(2)さんまで絡んでくる大胆な展開。
じっと我慢で動かない敵(しかも長射程)が居たのがちょっと気になったけど、それならこちらが突撃するまで。
その結果、増援を出現させるタイミングを間違えてボコボコにされましたが、クイックロードでなかったことにしました。
スポットども、堅牢カノンノちゃんを甘く見たな。
視点は戻り、ついにフレンと接触をはたすカイル一行。
フレンさんは同行しないところが魅力ですね。決して私がTOV360版しかプレイしてないからとかではなく。
複数の新キャラ、新事実が明かされながらも、コンパクトにイベントをまとめ、次話への橋渡しをした手腕はお見事。
ユージーンとの合流まで果たした(?)ことで、一気に話を詰めてきました。
これは思ったよりもすべての決着のときは近い?
(2011/07/03)
10話
最終局面の開幕を間近に感じる試練編にしてパワーアップ回な第10話。
前回もそうでしたが、カイル以外のパートの密度が濃い。
ジューダスとリオンの関係、完成するソーディアン等、立て続けに明かされる新事実。
クラトス大活躍。TOS初回プレイ時、ぶっちぎりの好感度でクラトスENDだった私にはタマらない展開でした。
強引なのに筋の通ったエクスカリバー継承イベントが素敵。
敵はどいつも当たると痛そう、な感じだったので射程に気を配りながらチマチマ進軍。
リッドよりもレイスさんのが戦力的にマズい……と思ったら、おおー! 極光壁!!
懐かしい初代クルールさんもついでに蹴散らした戦闘後、リリス母さんから明かされた真相が重い。
ロディさんがカイルのために怒ってくれてよかった。
カイルが持つふたつの両親の記憶、リアラの英雄探しの答えと、原作寄りとシナリオ独自の設定が混在していた部分が整理され、いよいよ物語りは佳境を迎えるよう。
逃避行のカイルはなにを得るのか、あるいは失うのか。
(2011/09/04)
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魔神王の娘
作者:philoさん
〜24話
SRC学園エロス&バイオレンス路線、遅れてきた男philoさんの長編シナリオ。
本編の更新速度だけでも驚きなのに、並行して短編シナリオの公開やSRC学園コンペにも参加されています。
このシナリオの第1話が公開されたのは、私が最後にシナリオを更新した時よりずっと後だと思うともうしにたい。
毎回の登場キャラが多く、人間関係など把握しきれない部分もあるのですが、衝撃の第11話、太陽滅殺券に度肝を抜かれて以来、このシナリオは最後まで付いていかないとと思っています。
最新24話(!)は、次回以降、動き出すストーリーのための繋ぎ回なのか、短めのエピソードでした。
実は前回23話では戦闘パートをプレイヤーが操作する意味合いが薄く思い、ちょっとストレスに感じていたのですが、今回は敵の数もイベントも控えめで楽しんでプレイできる戦闘でした。
トモチカさんが無敵に素敵。ほとんどのモヒカンを蹴散らしてくれたけど、クリア後強化を忘れて0ランクだったことに気づく。どんな強さだ。
浅葱さんが首飾りをいつも身に着けていることを、モヒカンに襲われる前に確認する描写があれば、能力暴走のイベントもスムーズだったかな、と思いましたが、もしかして以前にそういう会話があったかな。
キャラクターの多面性を描くという面では「強襲遊撃分隊の日常」に似ている部分があるかもしれません。
あちらよりも負の面に関わる描写が多く、一部のキャラは不快スレスレというか、スレスレで不快というか。
敵サイドはいいけど、あれじゃあ、べにいよさん嫌な奴すぎる。
先日「強襲〜」をプレイした直後なので、人物相関図がごっちゃになったのはここだけの秘密です。
そうだ、柊さんはあの性格が標準だったのだわ。
(2011/05/11)
25〜26話〜間章2
25話。ついに落とされた姫士組とモア・ドリームとの決戦の火蓋。
決戦前、クラス内のいじめを咎める和子さん。このシナリオの最強キャラは彼女ですよね、何気に。
モア・ドリーム幹部総登場の戦闘パート。応援にかけつけた姫士組以外の仲間たちを自由出撃枠で選択できるのが嬉しい。
正面突破で幹部を蹴散らし、最後はクレーメと福部の一騎打ち。
一度ここまで関係をこじらせなければ歩み寄れなかったクレーメと福部の関係は、長編ならではの味わいだと思います。
26話。私(プレイヤー)は確かに彼のこと嫌いだけど、登場キャラの皆さんはいきなりブチギレすぎではないだろうか。
モア・ドリームと手を結び黒幕と戦うわけですが、彼らが強い。敵から味方になると弱体化するというお約束などどこ吹く風だ。
他のシナリオと完全にパラレルな物語だと明言するのは、SRC学園シナリオでは珍しい演出ですね。
マップコマンドのヒント会話(2戦目)が個人的には気になったかな、と。どの辺のプレイヤーに向けたものなのか微妙に分からず。
間章、みんなでお買い物。ミヒロちゃんの問題が、ひとまずはネガティブな方向に行かなさそうで安心しました。
そして福部ちゃんついにデレる。あなた強いからこれからも戦闘に参加してください。
アンダーカヴァーズが表立って行動を見せ、暗黒将軍から「俺たちの戦いはこれからだ」発言も飛び出したあたり、物語は新たな局面を迎えたっぽいけれど、騎士団内紛の機運は高まり、林家や秋口ら新登場キャラもそれに関わってきて、解決すべき問題は、減ったような気がしたけど実は増えている?
そんな連中の悪巧みとは直接的には関わりがないクレーメは、その中でどんな活躍をみせるのか。予想がつかない次回へ。
(2011/07/02)
27話
新章開幕。主人公クレーメはまだその本筋には関わらない。
ネガティブ柊さんが突き抜けていました。後ろ向き気分の人間に「きみのためを思って〜」は逆効果だわ。
悪者系のキャラはストレートな発言をし過ぎるのかな。
前置きなしに気分のよくない台詞を喋るものだから、それに対して味方が憤りを見せるシーンにも感情移入しづらいというか。
仙道隊の皆さん戦闘参加はお久しぶり。井上(敵)さんが連れているのがただの不良生徒だったので撃退は容易。
味方隊長格が数人揃っていたので、井上(味方)さんのレベルをあげる余裕がありました。
騎士団無派閥組に動きあり。城島派との決戦に向けて、揃い始める役者たち。でもごめん、きみたち誰。
次回更新までに勉強しておきます。
「よりハードな学園伝奇系へとシフト」していくという今後の展開。それもこのシナリオでは必然の流れだと思います。
けど、今回の井上や不良たちの言動のように、性と暴力の描写がやや平易な方向に流れてるのかなと少し気になりました。
裏稼業方面の人たちの今後には、希望が見えているけれど。
(2011/07/10)
28〜29話
28話の感想をまとめようと思ったら29話が更新されていたのはどういうこと。
もともと更新のはやいシナリオだったけど、最近すっかり週刊ペースじゃないですか。
28話。囚われた仲間を救出するために闇市に潜入する姫士組。
余裕たっぷりに登場するも、枢機騎士相良の登場に高田絶叫。見事な狼狽ぶりは時代劇の悪代官のよう。
事前にランクアップしておいたこともあって増援組と合流する前に敵を全滅。
林家と高田の因縁にもひとまずの決着。
闇市関係のイベントでは、敵も味方も登場間もないキャラが多かったこともあって感情移入できなかったのですが、まずは女性陣が無事でよかったです。
それよりも高田や斬山ら悪役は今回、人の死に触れたクレーメの成長を促す役割を果たしたのが大きい。
意外にも以前、福部が言った「世間知らずのお姫様」発言はまんざら間違いではなかったのですね。
29話。城嶋弾劾のために麻生によって開かれる騎士団集会。
玉虫色答弁の城嶋、熱血漢の鋼城、現役騎士とは一定の距離を置く院生たちなど、騎士団各勢力に対する作者さんの捉え方がよくわかる描写でした。
戦闘は撤退戦で、追っ手は狙撃兵と槍兵と援護技能持ちという容赦ない布陣。特に槍兵は勘弁して。
増援と合流後、ボーナス狙いで幹部騎士ふたりの撃破のため転進。
倒しても撤退してくれなかったので焦りましたがなんとか撃破、ふたり分ゲット。やってみるもんだ。
激情の麻生の決心と宣言。 おお、こんな麻生を待っていた!
いよいよ本格的にはじまる騎士団闘争の気配に、これはかなり盛り上がりました。
今回、完全にクレーメの目線から外れた話になっていましたが、次回以降は姫士組も関わることになるのでしょう。
その戦いの中で、クレーメ個人にとっての敵になるであろうアンダーカヴァーズも姿を見せることになるのかも。
(2011/07/24)
30〜31話
30話。騎士団編、ついに本格開戦。話数も大台を突破、ってこれは本当にすごいですね。
SRC学園シナリオには「キャラもの」要素もあると思うのですが、このシナリオは、個人のキャラが立っているというよりは、グループが立ってる(って変な言い方)感じがします。
別々の理由で戦争への参加を決意した仲間たちそれぞれの会話、クレーメが指導者の器を見せるシーンは、話数を重ねた長編シナリオならではだったと思います。
義勇軍メンバーが少しだけ損な役割に見えてしまうけれど、彼らも早い段階で心の整理がついてよかった。
戦闘は脅威の3連戦。どんとこい中断セーブ。
射程外から攻撃しやすい敵の配置のおかげで、気持ち楽に敵を迎えられました、なんとか。
福部さん幹部怪人のスーツから着替えちゃって残念。そりゃそうか。
31話。シナリオ、戦闘ともあっさり目で、イベント色強めの回。
3連戦の前回から緩急がついて見えました。
その分、重要そうなイベントが展開。密偵グループはかき回してくれる。
お前こそ天下無双の武侠連! そんな戦闘パート。
どう考えても味方じゃないキャラを自軍として操作するのも趣があってなかなか……いや、やっぱり嫌だな!
怪しげなフラグを立てられた林家の今後はどうなる。
30話、3戦目のメンバーだけSPボーナスが入ったのと、31話、林家が去った後に顔見せしたユニットたちにSPボーナスが入ったのはシステム的には間違いじゃないかなと思ったのだけど、得した気分で貰っちゃっていいのかな。
(2011/08/11)
32話
騎士団棟に攻め込む麻生派・姫士組連合軍を迎え撃つのは脅威のスーパーロボット(多分違う)。
当たると痛そうなロボット軍団は「強襲〜」に登場したヤツですね。当たって思い出しました。
四季河原さん意外にちゃんと話聞くんだな、という印象の決着。
敗北を納得した上で道を譲ってくれたのだから心の整理もついたのでしょう。
ただ私、出撃メンバーを能力者組で固めてしまったので、四季河原さんダマされてる! みたいな図になってしまいましたゴメンナサイ。
そして後半パート。居並ぶ城島派幹部、また幹部。
前回(29話)は撤退を余儀なくされた赤間、アンジェラ二大騎士とのリベンジマッチの趣。
ついに本気(でもない?)を見せる魔眼卿、視線の攻撃を鏡でブーストするアイディアが面白い。
なんて言ってる場合ではない長射程を封じるため、最優先で鏡を割るキレた学生たち。
猛攻、鉄壁がけ福部さんが敵を蹴散らすぜ。
城島到達への最大の関門は赤間の奮起によって意外な形で崩壊。
しかし明かされる驚きの真実。なかなかの死に様だと思ったのにダマされた!
疾走感があるというか、会話分量は少なめながら充実の内容でした。
今回、大将たる城島の動向が一切描写されなかったのが不穏です。
次回はいよいよ決戦でしょうか。
しかし城島くん敵からも味方からも評価低いよね。ちょっと可哀相なくらい。
(2011/10/16)
33話
最新話やろうと思ったら前回の更新分プレイしてなかった。
騎士団城島派編、ついに決着の33話。
戦闘直前、城島一派と最後の対話。多数のキャラがそれぞれ怒りの言葉をぶつけるので、プレイヤーの私と彼ら作中人物との感情にズレが出てしまったかなと。
城島たちが否定されることそれ自体は当然なのだけど。
あと、せっかく盛り上がってるシーンなのにストレイ某のセリフが出てきて残念だったというか。
大決戦とはいえクルセイダー鉄壁の援護布陣は見た目にも実際にも辛かった。
ひとりずつおびき出す根気もなければ遠距離キャラの用意もなかった私は突っ込むしかない。
騎士団幹部? きみらなど1ターンキルだ!
エピローグで描かれた城島の末路と、復讐をはたした林家豹司。
救われた林家が描かれた「清和の御旗」とはコインの裏表、といった印象でした。
それでも、彼に残ったのは絶望だけというわけではないよう。
相変わらずグループが立ってる祝勝会はこのシナリオならではの光景でしょう。
ただ、べにいよさん叱られるの2回目ですよね。
間章、城島の退場に動き出す新時代、様々な勢力、それぞれの思惑がうごめくお話。
鋼城と麻生の溝は深まり、祇園会の残党まで顔をみせ、今までの間章と空気が違うわ。
しかもそれらは主人公クレーメの主観にある物語ではないという。
作者さんの描く遠大なストーリーはどこまで行くのか、今さらながら思いました。
(2012/01/22)
34話
クレーメたちが団結を強める一方、ひとり不満を募らせていた少女、柊澄の心の決着が描かれる34話。
何回泣かされても柊さんを心配するエルザちゃんが健気。
ここに来て急なクレーメの登板でしたが、そこは主人公、ちゃんと問題を解決してくれました。
今回明らかになった柊の過去は、致命傷ではないにしろ、現在の彼女を形作るトラウマになったであろう、現実的な重みのある内容でした。
個人的には空気読まない武子さんの方がリアルさがあって痛くて見てられない感じだったのですが、彼女の乱入のおかげで、クレーメ圧倒的すぎる、で終わらなかったのはよかったです。
(2012/01/29)
35話
メタ発言を絡めた会話が懐かしい、ザ・「魔神王の娘」テイストな日常編。
今回登場の倉脇くん&前回登場の武子さん、逆恨みコンビがクレーメへの復讐に燃える。
でもこのコンビあほだわ。倉脇くんは付き合う友達に影響されるのかもしれない。
武子さんや子分たちとのやりとりがイタ微笑ましかったです。
結局返り討ちに遭い、リーサルウエポン「親に泣きつく」を使用するも不発。
大人には大人の弁えがあるようです。
何気に秘密結社の方もいらしていて、彼ら組織の表社会への影響力について触れたシーンでもありました。
倉脇と武子、なんとアナコンダのメンバーとも交流を深めた今回、前回と合わせて割と平和な空気が漂っていたのに、出たな不吉な占い師。どうなる次回。
(2012/02/12)
36〜38話
人斬り・剱兇の出現をきっかけに、新たな戦いがはじまる36話から、その決着回となる38話までをプレイ。
ミヒロ編とも呼ぶべき展開で、浅葱さんの葛藤の決着が描かれる37話が盛り上がりました。
作中でも言及されたように、この展開を導く「これまで」があったわけで、これは長編シナリオならではの醍醐味ですね。
一度ならず仲間を危険にさらしてしまい、後悔する浅葱さんが、暴走する能力を乗り越える支えとなったのはクレア社長からもらったフライパンでした。
フライパンは公式設定の後期タイプ浅葱さんが所有する武器であり、彼女がなぜそれを持っているのか、剱兇の真実も同様に、原案の設定からこの物語を創造された作者さんの想像力に感服しました。
しかし浅葱さんの成長を素直を喜ばせてはくれないのが魔神王の娘。
剱兇の救済は、詩龍との確執や永遠之道一族との接触など、小さくはない波紋を起こしました。
さらに、聖乙女学園の派閥争いも表面化してきてしまった。
決して悪い人間ではないはずの彼女たちが、誤解やすれ違いではない感情で衝突する姿を見ることになりそうなのが辛いですね。
ひとつひとつの問題が、いい方向に向かうのを願っています。
(2012/03/28)
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よたばなし
作者:arayaさん
1話
幅広い作風のシナリオを書かれるarayaさんの新作SRC学園シナリオ。
戦闘力たったのAか、な年頃の少女とそれを愛でる男子生徒のお話。
会話のほとんどは「ろりこんしね」に終始しているのになぜこんなに楽しいのだろう。
最後はいい話で終わるし。ダディいいキャラ。
海賊本ちゃんはかわいいから仕方ないですよね犯罪じゃないですよね(しねばいいのに)。
(2012/01/10)
2〜3話
2話。会話がなんともアクロバティック。
依頼人と探偵の関係でなくなり、ろりこんとダディが仲良くなってるのが楽しいです。
何気に仁村さんかわいいよキャンペーンな回だったりしませんか。うむっ。
3話。本人の知らないところで気を配る大錬字くんは優しい。でもはたらけ。
毎回、油断すると負けるかも! と思わせられる戦闘バランスが刺激的でいいですね。
属性付加スナイパー痺れ雪椿さんかっこいい。
ニベ先生との接触で思いつめてしまうダディ。この家族の構成はなかなか複雑ですね。
でもちょっと待って、その願望器すごく胡散臭い!
(2012/01/29)
4話
誰でもない殺人鬼と誰にならなくていい探偵が出遭う4つ目のよたばなし。
ベルンくんの家庭の事情やU.N.O周りの情報提示とか、説明の端折り方がきれい。
前回からどこか影をおびてしまったダディだけど、まだいくらかの猶予はあるのだろうか。
今回は探偵部ふたりのエロ本探偵が夢の競演。
なんとU.N.Oさんにも本の精(幼女)がいるじゃないですか! ここがロリコンパラダイス。
強がりや開き直りでない言葉をぶつけた大錬字くんに主人公を見ました。
そして、ああ、もう猶予なんてなかった。
(2012/02/19)
5話
宿命から脱落したベルンハルトを救うため動き出す彼の家族と我らがろりこん探偵。
B・T・Fの無敵モードの理由が分からず、どうにか倒せないかと死にかけたりしたけれど、なんの強いぞアルシュタイン一族。さすがプロ。
とにかくベルンくんが無事に「ダディ」に戻ってよかった。
自分のことで精一杯だった彼にも女の子とお近づきになることを考えらる余裕が生まれて、圭吾くんがベルンくんを友達と呼んだときから約束されていたハッピーエンドだったのだと納得。
あのきれいなラストシーン。ああ、てるてるぼうずか。
(2012/03/24)
6話
決戦あけて日常編。瀬良絵ちゃんはじめてのおつかい。いやされたー。
会話が楽しいシナリオという認識は前からあったのですが、今回は趣味の話、家族の話、将来の話と、話題の幅が広いですね。
実は毒舌ベルンくん、ちゃんと吉村さんとフラグ立ててるし。マメな眼鏡だ。
とても台詞回しが懐かしい阿呆魔族を倒すため、ついに主人公が揃った。本の魔物も揃った。これは確かに盛り上がる!
ユリスさんとベルンくんの間で話される与太話でもって、第一部完、の雰囲気でした。
そして本筋と関係なくひとり泣き濡れる仁村さんがダメ愛おしい。うむ!
(2012/03/28)
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